審美歯科とは?治療の種類や歯の見た目が変わる原因を解説
口元は、会話をするときや笑ったときに自然と目に入りやすい部分です。普段はあまり気にしていなくても、写真や鏡を見たときに、歯の色や形、以前に治療した部分が気になることもあります。
そうした口元の見た目に関する悩みに対応するのが審美歯科です。単に歯を白くするだけではなく、歯の形や詰め物・被せ物の見え方など、さまざまな悩みに対応します。ここでは、審美歯科の特徴や歯の見た目が変化する原因、治療の種類、使用される素材について解説します。
審美歯科とは
審美歯科とは、歯や口元の見た目に配慮しながら、噛む機能も考えて行う歯科治療です。歯の色や形、詰め物や被せ物の見え方などを確認し、周囲の天然歯や歯ぐきとのバランスも考えて治療します。
見た目だけを整えればよいというわけではなく、歯や歯ぐきの状態、噛み合わせも大切です。むし歯や歯周病がある場合には、必要な治療を行ったうえで、その後の審美治療を検討することもあります。
歯の色や形が変化する原因
歯が黄ばんで見える原因のひとつが、日々の飲食による着色です。コーヒーや紅茶などをよく飲む方は、歯の表面に色がつきやすくなることがあります。また、年齢を重ねるにつれてエナメル質が薄くなり、内側の象牙質の色が目立つようになることもあります。
歯の形が変わる原因には、むし歯や歯のすり減り、歯ぎしり、食いしばりなどがあります。過去に治療した詰め物や被せ物が変色したり、歯ぐきが下がって境目が見えたりすることもあるため、気になる部分によって原因はさまざまです。
審美歯科にはどのような治療がある?
歯の色を明るくしたい場合には、ホワイトニングが選択肢になります。薬剤を使用して天然歯そのものの色を明るくする治療で、基本的に歯を削りません。一方、銀歯を白くしたい場合や、むし歯治療後の詰め物・被せ物を自然な見た目に整えたい場合には、セラミック治療が選択肢になります。
前歯の色だけでなく、形や小さなすき間も整えたい場合には、歯の表面に薄いセラミックを貼り付けるラミネートベニアという方法もあります。また、条件を満たす場合には、保険診療のCAD/CAM冠やCAD/CAMインレーで白い詰め物・被せ物にできることもあります。このように、改善したい部分によって選択する治療は異なります。
セラミック治療にはどのような種類がある?
セラミック治療で使用される素材には、ジルコニアやe.max、メタルボンドなどがあります。ジルコニアは強度があり、噛む力がかかりやすい奥歯にも使用されます。白い素材のため、金属を使用した被せ物よりも自然な見た目を目指しやすいことが特徴です。
e.maxは透明感を表現しやすいセラミック素材で、前歯など見た目を重視したい部分にも用いられます。メタルボンドは、内側に金属を使用し、その表面をセラミックで覆った被せ物です。それぞれ強度や色調、適した部位が異なるため、歯の状態や噛み合わせに合わせて選択します。
保険診療と自費診療の違い
白い詰め物や被せ物の中には、保険診療で使用できるものもあります。CAD/CAM冠やCAD/CAMインレーは、適用条件を満たした場合に使用できる白い修復物です。金属を使わずに治療できるケースもあります。
自費診療では、ジルコニアやe.maxなど複数の素材から選択できます。素材だけでなく、色や形の調整、製作工程などにも違いがあるため、費用や耐久性、希望する仕上がりを確認して検討することが大切です。
自然な仕上がりを目指すために
審美歯科では、被せ物の色だけでなく、形や歯との境目、周囲の歯との調和も大切です。当院では拡大鏡を使用し、細かな部分を確認しながら治療を進めています。
また、必要に応じて歯科技工士と連携し、歯の色や形、口元とのバランスを確認します。口腔内スキャナーを用いて歯の形を3Dデータとして記録し、補綴物の製作に活用することもあります。
審美歯科治療の注意点
審美歯科の治療内容によっては、歯を削る必要があります。クラウンやラミネートベニアでは、歯の状態に合わせて表面を削る場合があるため、治療前にどの程度歯を削るのか確認する必要があります。
また、セラミックは変色しにくい素材ですが、強い力が加わると欠けたり割れたりすることがあります。歯ぎしりや食いしばりがある方は、噛み合わせも含めて確認する必要があります。治療期間や費用、保証内容についても事前に確認しておくと安心です。
治療後の状態を保つために
審美歯科治療を受けたあとも、日々のケアは欠かせません。セラミックなどの人工物自体はむし歯になりませんが、その周囲に残っている天然歯にむし歯ができる可能性があります。歯と被せ物の境目は汚れが残りやすいため、丁寧に磨くことが大切です。
前橋けやき歯科・矯正歯科では、治療後のメンテナンスにも対応しています。また、自費の審美歯科治療には一定の条件のもとで最長5年の保証制度を設けています。治療した歯をできるだけ長く使うためにも、定期的に状態を確認しながら管理していくことが大切です。
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